演題:「北欧の社会福祉と多文化共生:フィンランドにおける先住民と移民のソーシャルワークに焦点を当てて」
フィンランドの取り組みを例に、社会福祉と多文化共生の関係について考えます。具体的には、北極圏の先住地で生活するサーミ民族と、首都圏のニューカマーを中心とした移民・難民を対象に展開されている様々な対人援助及び相談サービスを取り上げ、日本の現状と比較しながら、フィンランドの多文化ソーシャルワークについて紹介します。
講師:ヴィラーグ ヴィクトル(Virág Viktor)
日本社会事業大学准教授。ブダペスト出身、高校卒業後に来日。東京大学卒業、日本社会事業大学院修了(社会福祉学博士)。国際ソーシャルワーカー連盟アジア太平洋地域(IFSW-AP)会長補佐、アジア太平洋ソーシャルワーク教育連盟(APASWE)理事などを経験。現在、IFSW-AP財務担当、日本ソーシャルワーク学会理事、日本ソーシャルワーカー協会理事、日本社会福祉学会国際学術交流促進委員、日本ソーシャルワーカー連盟国際委員。
主な著書に、『多様性時代のソーシャルワーク』(単著、2018年、中央法規)、『介護・福祉の現場でともに学び、働くための外国人スタッフの理解』(単著、2021年、中央法規)、『国際ソーシャルワークを知る』(分単著、2022年、中央法規)、『Remaking Social Work for the New Global Era』(分担著、2022年、Springer)等々。
日時:12月15日(木)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者25名(内 非会員2名)
演題:「ヒンメリが生まれ、育まれる場所」
フィンランドの伝統的な工芸装飾〈Himmeli ヒンメリ〉の等身大の魅力にアプローチします。国内での認知が広がり始めた今こそ、文化的側面にも目を向けて、一緒に理解を深めましょう。ヒンメリストのエイヤ・コスキさんへのインタビューをはじめ、ヒンメリに恋に落ちた国内外のヒンメリ作家の声もご紹介します。
講師:宇佐美 文菜
1984年生まれ。秋田大学教育文化学部国際言語文化課程を卒業後、映像制作プロダクションに勤務しドキュメンタリー制作を学ぶ。フィンランドの「人」に興味をもち、現地の生活者を取材し、日本語とフィンランド語で記録した内容を等身大のフィンランドプロジェクトとして公開中。
現在は、フィンランドのテキスタイルメーカー Lapuan Kankurit (ラプアン カンクリ)表参道店のフィンランドコラムに「フィンランドのクリエーター図鑑」を連載、創造性をテーマに、彼らのキャリアパスを取材している。
日時:11月26日(土)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者28名(内 非会員13名)
演題「リトアニアの言語と文化」
リトアニア語は、リトアニア共和国の公用語であり、インド・ヨーロッパ(印欧)語族の現代語中でも最も古風な形態を保っていることで知られるバルト語派の言語です。本講演では、リトアニアの言語とその文化のあらましを、歴史的・社会的背景をふまえつつ紹介します。
講師:櫻井 映子
名古屋大学卒業、名古屋大学大学院博士課程修了(文学博士)。リトアニア政府奨学金給付留学生としてヴィルニュス大学に留学後、日本学術振興会特別研究員として神戸市外国語大学・東京大学においてバルト・スラヴ学研究に従事。現在、東京外国語大学・大阪大学リトアニア語講師。専門は、リトアニア語学・リトアニア文学。
著書に『ニューエクスプレス リトアニア語』、『リトアニアを知るための60章』、共著に『言語学基本問題集』など。
日時:10月7日(金)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者26名(内 非会員5名)
演題「現代デンマーク映画の挑戦 -監督アナス・トマス・イェンセンの戦略-」
デンマークの映画監督アナス・トマス・イェンセンとその作品を通して、国際市場への進出が活発な現代デンマーク映画の戦略を考察します。芸術映画や社会派映画のみではない、現代デンマーク映画の魅力をご紹介します。
講師:米澤 麻美
秋田県出身。法政大学大学院国際文化研究科国際文化専攻修士課程修了。デンマーク映画、特にアナス・トマス・イェンセンについて研究。現在、ビネバル出版/北欧留学情報センターの北欧コラムにて「進め!ノルディックスクリーンの向こう側へ」を連載中。
日時:9月17日(土)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者26名(内 非会員3名)
日時:2022年7月2日 (土) 12:30 ~ 14:30 (お店のご厚意で15:30まで延長させていただきました。)
会場:リラ・ダーラナ(六本木)
港区六本木6-2-7 ダイカンビル2F
Tel:03-3478-4690
http://dalarna.jp/
会員相互の懇親会を行いました。ご参加いただきました会員の皆様、ありがとうございました。
長年会員をされている方から、今年入会されたされた方まで、全国各地から幅広い会員様にご参加いただき、楽しく充実した時間を過ごすことができました。”北欧文化”といっても、興味関心の出発点は会員様それぞれ違っていて、それこそが、本協会の多様性や発展につながっているのだなと改めて実感しました。
プログラム:
1. 開会の挨拶
2. 参加者自己紹介
3. 懇親会メニューの説明
4. 乾杯
5. 会食
6. ビンゴゲーム
7. 閉会の挨拶
ビンゴゲームでは、協賛企業=株式会社アペックス、ラトビア・ヘイズのご協力や志摩理事長からのご寄付と豪華な景品が用意され、盛り上がりました。ご協力いただいた各社に感謝申し上げます。
協賛企業:
☆株式会社アぺックス
〒370-0801 高崎市上並榎町258-1
Tel:027-370-5678
Fax: 027-370-5679
https://www.apexb1.com/
☆ラトビア・ヘイズ
〒540-0026 大阪市中央区内本町2-3-1
Tel/Fax: 06-6941-5060
https://latviahaze.com/
演題:「最近のラトヴィア文学」
ラトヴィアがソ連から独立を回復して30年以上が経過。ラトヴィアの人々は波乱に富む20世紀をどのように受け止め、また現在を生きているでしょうか。近年の文学作品から話題作をとりあげ、読み取ってみます。
講師:黒沢 歩
ラトヴィア大学文学部ラトヴィア文学修士。ラトヴィア語講師、ラトヴィア文学翻訳家。
主な翻訳に、サンドラ・カルニエテ『ダンスシューズで雪のシベリアへ、あるラトヴィア人家族の物語』(新評論、2014年)、マルタ・グラスマネ『ラトビアのミトン』(Senā Kltēs, Riga, 2016年)、 『ソビエト・ミルク ラトヴィア母娘の記憶』(新評論、2019年)、アネテ・メレツェ『キオスク』(潮出版社、2021年)。『木漏れ日のラトヴィア』(新評論、2004年)、『ラトヴィアの蒼い風』(新評論、2007年)、『ラトヴィアを知るための47章』(共著、明石書店、2016年)。
日時:6月16日(木)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者19名(内 非会員3名)
演題:「ストックホルムの冬の光から見る、生活の灯り」
日照時間が極端に短い冬の北欧、スウェーデン・ストックホルムを訪れたとき、街並みの灯り、室内での灯りの使い方の中に、日本の四季を通した生活に活かしたい気づきがありました。ストックホルムの冬の光の景色を参考に灯りに向き合うスタイルを提案します。
講師:谷田 宏江
照明エディター、照明メーカー勤務後、2014年独立。飲食店経営と並行し、オリジナル製作照明、セレクト照明の販売、照明開発のコンサルティング、飲食店の照明リノベーションなどを手がける。デザイン系見本市での照明に関する登壇、照明関連企業のコンサルティングやAXISウェブ、モダンリビングウェブ、カーサブルータスウェブ、商店建築などのデザイン媒体で照明に関する記事を執筆し、食と光の関係を探究し可能性を探る活動を自身のライフワークとしている。
2022年4月 料理が美味しく見える照明を体感できる自社運営のLIGHT&DISHES Lab.をスタート。
日時:5月19日(木)19時半~21時
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者24名(内 非会員5名)
演題:「北欧神話・ルーン文字・アイスランド:記録と伝承を21世紀に繋げる」
アイスランド人が北欧神話を継承する中で書き残したルーン文字を読み解きながら、写本文化を継承し、今に伝えるアイスランドの写本を21世紀のわたしたちも味わってみよう。
講師:伊藤 盡(尽)(信州大学人文学部教授。国際サガ学会 日本評議員)
1965年東京生まれ。慶應義塾大学文学部文学科英米文学専攻卒業。明治学院大学大学院にて修士号取得後、慶應義塾大学大学院博士後期課程在学中にアイスランド政府奨学金給付アイスランド大学留学を1991〜92年。1995年に単位取得満期退学。現在信州大学人文学部教授。国際サガ学会 日本評議員。
著書に、『国際理解にやくだつ世界の神話 5ヨーロッパの神話』、『中世イギリス文学入門:研究と文献案内』、『探求するファンタジー:神話からメアリー・ポピンズまで』、『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』等。
2018年3月アイスランド大学中世研究科主催講演会にてJapanese Reception of Old Norse Mythology: The Appreciation of Norse Myths in the Far Eastの演題で講演を行う。同年8月には科研費17K18482の支援を受けた共同研究発表Magnað Mangaをアイスランド大学アールニ・マグヌースソン写本研究所と日本語学科の共同主催で開催した。
日時:4月16日(土)19時半~21時(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、 非会員:800円 (学生 300円)
**参加者31名(内 非会員6名)
演題:「ノルウェーでの作家活動 - 石彫作品 - 」
第2の故郷とするノルウェーでの「野村和弘自身の制作活動・石彫作品」について、また、ノルウェーが世界に誇る「彫刻家グスタフ・ヴィーゲラン(1869-1943)の作品」
について紹介していきます。
講師:野村和弘(彫刻家/自由美術協会会員、博士(芸術学))
愛知県知立市生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。2000年度ノルウェー政府奨学生制度留学遂行。現在、金城学院大学人間科学部現代子ども教育学科教授。
展覧会:2021年 KAZUHIRO NOMURA UTTSTILLING I STOREDAL KULTURSENTER(野村和弘展覧会、ノルウェー)、2019年 野村和弘彫刻展 – Oasis in stone -(パティオ池鯉鮒(知立市文化会館))等。 作品設置: 〈憩 - Vaelfare -〉(駐ノルウェー大使公邸(オスロ))、〈Troll I norsk skog〉(サルプスボルグ自治区(ノルウェー))、
〈Pent Vaer ! - いい天気だね!-〉(ストールダールカルチャーセンター(ノルウェー))、〈Ce Vreme Frumoasa 〉(タルグ・ジウ市(ルーマニア))、〈談- chat -〉
(愛知県知立市)、〈憩 - 遊ぼうよ -〉(守山荘病院(名古屋市))他。
日時:3月19日(土)19時半~21時(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
**参加者25名(内 非会員4名)
演題:「スウェーデンの子どもの本の出版傾向」
書籍の形での出版は減っているが、電子書籍の数は増えていた。移民問題や環境問題、Covid19等、子どもを取り巻く社会が如実に描写されている。
講師:三瓶 恵子(フリーコンサルタント) 在スウェーデン
1952年ハルビン生まれ。1歳時に引き揚げ、福島を経て東京都下に住む。都立国立高校卒。お茶の水女子大学文教育学部卒。同大修士課程人文科学研究科卒業。同大博士課程人間文化研究科在学中にスウェーデン、ウプサラ大学大学院に留学(政府交換留学生)。その後一旦帰国したが留学中に知り合ったスウェーデン人と結婚するために1979年にスウェーデンに移住。エーレブロ大学大学院、ウプサラ大学大学院で研究を続ける傍ら、日本貿易振興会(JETRO)に勤務。その後JETROストックホルム事務所閉鎖に伴い、フリーのコンサルタントに。
著書に『スウェーデン右往左往』、『ピッピの生みの親、アストリッド・リンドグレーン』、『どこにもない国、フィンランドの詩人エディス・セーデルグラン』、『人を見捨てない国、スウェーデン』、『女も男も生きやすい国、スウェーデン』等
日時:2月11日(金・祝)19時半~21時(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
**参加者32名(内 非会員12名)
演題:「フィンランド音楽」~やっぱりシベリウス?でも、それだけじゃない!~」
シベリウスの音楽は、なぜ、これほど日本人の琴線に触れ、愛され続けるのか?
その不思議な魅力を探りながら、現代音楽大国フィンランドの代表的作曲家達もご紹介します。
講師:阿波 祐子(ピアニスト、教育活動)
東京音楽大学、同大学院修士課程修了後、フィンランド政府給費奨学生、シベリウスアカデミー及び同大学院給費奨学生として、シベリウスアカデミー大学院博士課程(ピアノ)に学ぶ。博士号を取得後は帰国し、各地で演奏、教育活動を行っている。2004年度文化庁新進芸術家。聖徳大学、昭和女子大学非常勤講師。
日時:1月10日(月・祝)19時半~21時(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
**参加者34名(内 非会員12名)